wordpressブログでたまっている大量のspamを消し去る方法

ブログをアップデートした、というのは先日書いた通りだが、アップデート前にブログのスパム対策をほぼ何もしていなかったため、承認待ちになっているスパムが大変な量になっていた。

これを跡形も無く消し去る方法(スパムの量が多くなればなるほど、手動で消していくのは大変な作業である)をネットで調べものをしていたら発見したので、後学の為に残すとともに、シェア。

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(1)使用しているホスティングのバックエンドサービスにログインする。

どこのホスティングサービスを使っているかによるが、ホスティング会社によっては、バックエンドサービス(e.g. cPanel)を提供している事がある。ここではcPanelを前提に話を進める。まず、cPanelにログイン。

cPanelの画面はこんな感じ。


(2)phpmyadmin経由で、ブログのデータベースにアクセスする。

cPanel内に、phpmyadminをさがし、クリック。

こんなアイコンである。

ブログのデータベースを選択する。”SQL”と書かれている箇所をクリックし、SQLコマンドが入力できるテキストボックスが出てくるはずだ。

“Run SQL query”と書かれているところがそれである。

(3)SQLコマンドをぶち込み、憎いスパムを殲滅する。

このテキストボックスに、以下のSQLコード入れる。

DELETE FROM wp_comments WHERE comment_approved = ‘0’

※操作を誤ると、データベースに重大な損傷をきたす可能性もあるので、実行の際には十分に注意する事。

実行後、“40213 rows affected”みたいなメッセージが出れば、完了だ。もう一度wordpressの管理画面を開いてみるといい。

そうするときれいさっぱり、スパムが消えている!

気持ちがよいものである。

仕事の速いインド人

この週末、ブログをアップデートした。

このブログを初めてインストールしたときからずっと、wordpressのバージョンを変えていなかったり、スパムコメントもずっと放置してしまっておりいい加減なんとかしたかったので、重い腰を上げてまずはwordpressを最新版に更新する事から始めて見ようと思ったのだ。

なお、wordpressには「ブログバージョンの自動更新」という大変便利な機能があり、これを使えば一発でタスクが終わるんじゃないかとたかをくくっていたのだが、よくわからないエラーでそう簡単には進まなかった…。

いろいろググったりして、wordpressの設定ファイルをいじってみたり、パーミッションを変えてみたりだとかいろいろ試した見たのだけど、どれもダメ。(実は、数ヶ月前からアップデートを試みていたのだが、スタックし解決できず)

そんななか、突破口は顔も知らないあるインド人によってもたらされた。

自分が持っているドメインのホスティングサービスのサポートに助けを求めたのだ。この体験が面白かった。

ホスティングサービスのサポートと言うぐらいなのだから、メールベースもしくはフォーラムで過去ログを漁るものなのかなと思っていたのだが、最初の入り口はなんと「チャット」。リンクをクリックすると、いきなりテックサポートがネットの向こうで一人待ち構えている。

チャットルームの参加者は私と、そのテックサポートの人だけ。その人の名前で画像検索をかけるとすてきな笑顔のインドの方々の顔がずらりと並ぶ。きっと、インドの方なのだろう。

恐る恐るブログの自動更新ができない旨を伝えると…。

すぐに返事が返ってくるではないか!

twitterだの、facebookだのソーシャルだとかなんとかみんな言っているが、ネット黎明期に覇権を極めたicqなどのようなチャットという久しぶりの一対一のコミュニケーションに軽く感動を覚えてしまった…。

しばらく、チャット上でやり取りした後、個人的なやり取りとなるのでサポート用のメールアドレスにメールを送ってほしいという依頼が来て、初めてメールに移行する。

だが、このメールもまたすごい。どのメールのやり取りも30分程度でばんばん返事が来る。問題の再現性の確認を行ったりで、数通やり取りした後「直りました!」というメールが。

ここまでにかかった時間はほんの数時間。

ここに至るまで、ずっと何ヶ月も一人で四苦八苦していた事を考えるとまさに干天慈雨である。

無事wordpressは最新版にアップデートし、自動アップデートがめでたくできるようになったついでに、wordpressプラグインを追加し、いろいろ手を入れてみた。

でも、こういうのを見ていてすごいなと思う。出てくるテックサポートの人がインド系の名前なので、インドのどこかにサポートセンターがあるのだと思うのだけど、世界中からそれこそ矢のように飛んでくる技術的な質問にすべて答えるだけの専門性と語学力があり、しかもそれが日本だろうが、アメリカだろうが、どんな時差でも24時間対応する。

やっている人たちも相当なプレッシャーの中でやっているはずだ。事実、自分がチャットで話していたときも、横から他ごとの設定がうまく行かない怒ったアメリカ人が乱入してきて、割と乱暴な言葉遣いをしながら(店員に文句を言う客という姿は万国共通だ)テックサポートの人にあたるのだが、それも華麗にかわして、問題を解決していた。

リアルタイムのチャットとはいえ、やっぱり人間と人間の対応だと自分は思うので、こういう場でもキチンとリスペクトを持って相手には接するべきだ。対応してくれたインド人スタッフには丁重にお礼を申し上げ、感謝。

また一つ勉強になった一日だった。

【夏休み】サムイ島に行ってきた

夏休みで、タイにあるサムイ島というところに行ってきた。
マジで最高だった。

サムイ島は、タイ南部にある島。
この島には、2泊3日したが、ここはめちゃめちゃおすすめ。
本当に楽園のような島だった。

バンコクから飛行機で1時間半ぐらい。バンコクまで東京から6時間ぐらいなので、
乗り換えも含め正味8〜9時間ぐらいで到着できる。

場所としては、ちょっと見づらいけど、左にのびている半島の先にちょっとある感じ。

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7月の3連休に訪問したが、いわゆる、タイのリゾートという感じで、欧米系の観光客が多かった。島全体の空気はのんびりとしており、島にいるだけで癒される。

まずは到着して、「チャウエンビーチ」と呼ばれる、ホテルなどがたくさんあり、栄えている場所のビーチに行く。

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並んでいるホテルがそれぞれ、砂浜に長椅子を出しており、滞在客がだらだらとピニャコラーダを飲みながら日焼けをしている。途中、地元の人がやれ麦わら帽子や、浮き輪だったりを売りにくる。全体的にがやがやしている感じだが、そのにぎやかな感じがどことなく心を浮きだたせる。

だが、残念ながら今回の旅はチャウエンビーチがゴールではない。チャウエンビーチでの戯れなど、前哨戦でしかない。

真の目的地はここである。
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チャウエンビーチからタクシーを走らせること数十分、喧噪とは無縁の場所にこの地上の楽園は存在する。このホテルがいかにすばらしいかは、tripadvisorなどでレビューを読んでほしい。自分ではうまく写真が撮れていないが、デザイン的なすばらしさも写真で余すところなく感じてほしい。

このホテルは、ヴィラと呼ばれる独立した家が客室である。プライバシーも確保されており、のびのびとリラックスできる。客室にはプライベートプールがついていて、朝起きてそのままプールに飛び込む、というリッチな楽しみ方ができる。朝飯前にひと泳ぎだなんて、なんだか、金持ちのCEOになった気分である。
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そして、この年になって、わかった事がある。最高の休みとは何か?という問いに対する答えである。それは、「何もしないこと」である。

今回の旅行でも、その最高の休日を実践すべく、何もしなかった。正確には、ホテルにある静かなプライベートビーチで飲み物を飲んだり、手帳にスケッチをしたり、昼寝をしたり、無為ではあるが、贅沢な時間を過ごした。文字通り朝から晩まで、である。

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ここに一週間も入れば、東京での生活には適応できない廃人になれる事間違いなし。毒性があると表現してもいいぐらい、ここでの滞在は魅力的だった。

帰国の際、半分廃人になりながら、「いずれこの場所で別荘を買うぞ!」という強い決意をもって泣く泣く日本に帰国したが、このホテルが販売する別荘が軽く2億を超える値段だという事実を知り、打ちひしがれてしまったのは残念な事だった…。

ぜひまた行きたい。そして、これから行く人にはオススメです。

自分の周りの人の働き方のスタイルや労働観について

最近、仕事でこれまで、会う事がなかったような人に会う事が多い。
お会いするのはいわゆる自分と同じサラリーマンの立場の方ではなく、
自分自身で独立し、自分の才能で生きていっている「アーティスト」な人たちである。

圧倒的なエネルギーで人をどんどん巻き込んでいき、
刺激的なアウトプットを発表、またさらにまわりの人を引き寄せて、
よりよいもの作りの環境であったり、名声・評判を獲得していく…。
登り調子で、いわゆる「旬」な人たち。それが自分でもわかっている感じである。

そんな、輝くような才能に触れると、自分も触発されるところがある一方、
そして同時に、その人たちが発する眩しさに嫉妬のような感情も感じる。

けれども、そんな中、はっとさせられる事もある。
自分と同い年のあるアーティストと話をしていて、
若くして、自分の足で立って、独立する事は怖くないのか?と聞いた時である。

「独立だなんて、とんでもない。人に助けられて、助けられて自分はここまできている。一人では到底できっこない。」

そういわれて、なるほどな、と思った。

生きていく上で、どんな仕事をしていても自分一人で完結する事はあり得ない。それは、会社という組織に属していようがいまいが関係ないのだ。

リチャード=フロリダが昔提唱した「クリエイティブ経済」の中で、今後場所にとらわれる事なく、クリエイティビティをコアにお金を稼ごうとするクラスの台頭すると言われていたが、自分が接している人たちがまさにそうなのではないかと思う。

たしかに、組織に縛られず独立はしているが、人と人のつながりがない訳ではない。近々同期が会社を辞め、スタートアップ企業で働く事になっているが、日本でもある一定層の中でその傾向は加速していくのだと思う。

そして、ここまでの自分の歩みを考えてみる。そのときそのときでは、一生懸命がんばっていると思っていたが、改めて振り返ってみると後悔を感じる事も多い。がんばっているつもりで、実は逃げていたのではないのか?人間とは弱いものだから、主観での自分の現状認識と、客観のそれとでは違う事はよくある事だ。

別の同期と話をしていたときの事。この人は、仕事をすごくがんばる人だ。土日のどちらかは、必ず仕事をしているという。なぜそこまで仕事をがんばるのか?という問いに対して、その人は、こう答えた。

「自分の好きな上司に認められる事が喜びであり、正しい道を歩んでいるとわかる唯一の方法だから、がんばっている」

明確でわかりやすい指針だと思った。

働き方は違う人たちが周りに沢山いるが、学ぶべきところは多い。
しっかりと仕事に取り組み、かっこいい生き方をしたい。