あっという間の三連休。

この三連休は撮影が入っていたため、ずっと川崎市の某スタジオにてずっと撮影の立ち会い。朝からスタジオに入り、夜には帰宅するというスケジュールで、なかなかきつそうに見えるのだが、撮影自体はスタッフにお任せしてあるので(クライアント確認事項等はのぞいて)基本は「待ち」のスタンス。

ずっと待っているのもどうしようもないので、本やらPCを持ち込んで対策を立てる。それで、PCでずっと何かしら個人的な作業をしているのだが(このブログを立ち上げてみたり)スタジオの閉め切った空間で、かつ画一的なライティングのおかげで「時間」というモノの概念が失われ作業がかなりはかどる。

色々、その間考え事をしていたが、とりあえず仕事を頑張ろうという決意に至る。なんだか、頑張れそうな気がする。

自分なりのスタイル/手法を見つけるという事。

自分の仕事や広告全般について考える事が多い毎日です。クリエーティブだけに限らず、マーケティング上の知識やブランドについての本やウェブサイト、果てはクライアントの商品や業界情報に関してよく読んでいるような気がします。本当は、広告に限らずもっと他の事を勉強しようと思っていたのですが、どうもいったん考えだすと気になってしまい、日々のルーティーンの中で摂取する情報が限られて来てしまっています。これはこれでよくないので、努めて他の情報に触れて行かなければならないと思っていますが・・・。

そのなかでも、クリエーティブの事例を探しそれを自分の知識として体系化して行く為にYoutubeが非常に役に立っています。具体的にどうしているかというと、Youtube上に存在する無数のCMの動画集を自分のパソコンの中に取り組み、それをiTunesにどんどん放り込んで行くという作業です。これが、なかなかすごいことで、CMに限らずYoutubeで自分が「これは面白い!」と思った「ネタ」をじゃんじゃんハードディスクに落として行くので、ここ数週間でiTunesの動画プレイリストがCMだらけになってきています。
ただ、これらをコレクションするのがおそらく重要なのではなく、そこから「何が」「何故」「どうやって」おもしろいのか考えて行く事が大事なのだと思います。その昔、広告業界では今となっては有名すぎる、佐藤雅彦さんがクリエーティブ局に転局した当時は自分で世界中のCMを見比べて「佐藤雅彦選傑作CM集」なるものを作って勉強していたそうです。
当時の佐藤雅彦さんの時と同じ事をするのがずいぶん簡単になってきているので、同じような事をして勉強をしている人はたくさんいると思いますが、そこのタネからいかに多く収穫を得られるか、そしてその収穫を得る為の自分のスタイル/手法を発見するかが勝負となってくると思っています。