ソーシャルは嘘ばかり


hora01

facebookやtwitter上で展開される情報で、いかに嘘が多いか、最近よく感じる。震災直後も、デマなどのたぐいが多かったが、最近はより巧妙になってきていると思う。有害な情報ではないので、いいのだが、いかに信用する人が多い事か。だが、流す方も巧妙に作っているので、受けてもシェアするトリガーを押してしまうのだと思う。

最近だと、これ。

ちなみにビルゲイツは学生時代に常に数冊の本を持ち歩いていて、少なくとも年間300冊以上は読んでいた。それが原因で学校の連中に「prn(印刷物を意味するprintからきた侮蔑する言葉)」とあだ名を付けられたんだが。ビルゲイツはいい年になった今でも当時のあだ名をひどく嫌っているらしく。windowsで新しいフォルダを作るときに「prn」という名前を付けられないようにした

※あだ名の理由は若干の違いあり

ビルゲイツの学生時代の話はデマなのだが、よくできていると思う。ウィンドウズユーザーであれば、すぐ自分で試してみる事ができ、実際、本当にフォルダを作る事ができないので、「本当だ!」と真に受けてしまうのである。

※ちなみに、prnという名前でフォルダが作れないのは、「予約デバイス名」と呼ばれる予約済みの名称がウィンドウズにあるため。

うまいなと思うのは、自分でいったん「試してみる」というプロセスを踏ませる事が受け手にできるので、このプロセスを通じて話を本当だと信じさせてしまう事ができるのである。「ストーリー」を体験させてしまうと、話の真偽を疑うという過程がごっそり抜けてしまうのである。多分、「自分でやってみて体験した」というところが受け手の中での真実になってしまうからだと思う。

ソーシャル上でシェアされている「いい話」とかはなるべく気をつけるようにして、ひと呼吸置いて考えてみる事にした方がよいと思う。デマやホラをシェアしたとわかってしまったときの、恥ずかしさといったらないだろうから。