【読書記録】ひとりで生きられないのも芸のうち


ちょっと上から目線なモノの書き方に少しイラっとする部分もあるが、読み応えがあった。現代の若者が仕事において苦労する理由については合点がいった。自己評価と外部評価の乖離。他者と成果を分かち合うことなく、自己にのみそれを帰結しようとすることの功罪。新鮮な視点だった。ただ、「説明」としては正しいかもしれないが、果たしてそれが事象の「解明」になっているかどうかはまた別の話だと思う。